フェンダー加工ってなに?
ローダウンやワイドホイールを装着してツライチ(フェンダーとタイヤの面が揃った状態)を狙うと、どうしてもタイヤやホイールがフェンダーの内側と干渉してしまうことがあります。そんなときに行うのがフェンダー加工です。フェンダー裏側にある「爪」と呼ばれる折り返し部分を処理することで、干渉を防ぎながら理想のスタイリングを実現できます。
「爪折り」と「爪切り」の違い
フェンダー加工には大きく分けて2つの方法があります。目的や仕上がりに合わせて選びましょう。
- 爪折り:フェンダー裏の爪を専用工具(フェンダーローラー)で内側に折り込む方法。素材を残すため強度を保ちやすく、比較的手軽です。
- 爪切り:爪自体を切り落としてしまう方法。より大きなクリアランスを確保できますが、サビ止め処理が必須で加工難易度は高めです。
ちょっとした干渉なら爪折り、本格的なワイド化なら爪切りが選ばれる傾向にあります。
加工前にチェックしたいポイント
加工に踏み切る前に、まず本当に必要かどうかを確認しましょう。以下をチェックしてみてください。
- 実際にハンドルを左右いっぱいに切って干渉具合を確認する
- フルバンプ(サスが縮み切った状態)でのクリアランスを見る
- ホイールのオフセットやタイヤサイズを見直せば解決しないか検討する
加工は一度行うと元に戻せません。まずはスペーサーやサイズ変更で対応できないか考えるのがおすすめです。
DIYと業者、どっちがいい?
爪折りはフェンダーローラーとヒートガンがあればDIYも可能です。ただし、塗装のヒビ割れや車体の歪みといったリスクもあります。特にヒートガンで温めながら少しずつ折る作業は経験がものを言います。
一方、爪切りは切断面の防錆処理が非常に重要で、失敗するとサビが広がってボディを傷めてしまいます。仕上がりの美しさや安心感を求めるなら、板金・カスタムショップに依頼するのが無難です。費用は片側5,000円〜、車種や方法によって変わります。
まとめ:理想のツライチを安全に
フェンダー加工は、ワイドホイールやローダウンを楽しむ上で欠かせないテクニックです。爪折りで手軽に対応するか、爪切りで本格的にクリアランスを稼ぐか、自分のカスタムプランに合わせて選びましょう。無理な干渉を放置するとタイヤのバーストや事故につながることもあるので、しっかり処理して安全にドレスアップを楽しんでくださいね。