スロットルボディの汚れが引き起こす症状とは?
愛車を長く乗っていると、なんとなくエンジンの調子が悪い気がする…そんな経験はありませんか?その原因のひとつがスロットルボディの汚れかもしれません。スロットルボディはエンジンに送り込む空気の量を調整する重要なパーツ。ここにカーボンやオイルミストが溜まると、空気の流れが乱れてさまざまな不調が起こります。
- アイドリングが不安定でエンジンが震える
- アクセルを踏んでも吹け上がりがもたつく
- 信号待ちでエンストしそうになる
- 燃費がなんとなく悪くなった
これらの症状に心当たりがあれば、一度スロットルボディの状態をチェックしてみる価値があります。
なぜスロットルボディは汚れるのか
スロットルボディが汚れる大きな原因は、ブローバイガスに含まれるオイルミストです。エンジン内部で発生したガスが吸気系に還元される仕組みになっているため、走行を重ねるうちにスロットルバルブの周りに黒いベタベタした汚れが少しずつ蓄積していきます。
特に短距離走行が多い車や、走行距離が5万kmを超えた車は汚れが溜まりやすい傾向があります。汚れが厚くなるとバルブがスムーズに動かなくなり、アイドリング制御が狂ってしまうのです。
自分でできる清掃の手順
スロットルボディの掃除は、専用のクリーナーがあればDIYでも挑戦できます。手順はおおまかに次の通りです。
- エンジンを完全に冷ましてからバッテリーのマイナス端子を外す
- エアクリーナーからつながるインテークダクトを取り外す
- スロットルボディ内部が見える状態にする
- クリーナーを吹きかけ、柔らかい布や綿棒でカーボンを優しく拭き取る
- バルブの裏側も丁寧に清掃する
このときバルブを無理に手で動かさないことが大切です。電子制御スロットルの車種では、力を加えるとセンサーやモーターを傷める恐れがあります。作業に不安がある場合は無理をせず整備工場に相談しましょう。
清掃後に注意したいこと
掃除が終わってエンジンをかけると、車種によってはアイドリングが一時的に不安定になることがあります。これはECUがスロットルの開度を再学習するためで、しばらく走行すると落ち着くことがほとんどです。心配な場合はディーラーでスロットル開度の初期化(リセット)を行ってもらうと確実です。
定期的なメンテナンスで快適な走りをキープ
スロットルボディの汚れは、少しずつ進行するため気づきにくいものです。だからこそ、2〜3年に一度、または車検のタイミングで点検・清掃をしておくと安心です。エンジンの吹け上がりがスッと軽くなり、燃費や乗り心地の改善につながることも珍しくありません。愛車の調子が最近イマイチだと感じたら、ぜひスロットルボディに目を向けてみてくださいね。